2004年01月15日
トーノZEROアニメ感想SDガンダムフォース total 2419 count

"MOTIONBUILDER 5"はSDGF成功の秘密?

Written By: トーノZERO連絡先

 D-STORMからのKaydara MOTIONBUILDER 5.0 カナダ大使館セミナー開催のお知らせというダイレクトメールに、SDガンダムフォースの名前があったので、少し読んでみました。

 映像製作者向けのダイレクトメールです。MOTIONBUILDER 5という映像制作ソフトに関するセミナーの案内です。

 その中に、SDGFに関して以下のようなコメントが書かれています。

日本アニメ史上で初めてのフル3DのTV番組シリーズであり、昨秋日本に先駆けて北米でオンエアされ大成功を収めた「SDガンダムフォース」を生んだサンライズ谷原スタジオ。既存の2D、3Dハイブリッドアニメ制作を凌ぐ高効率の制作体制の実現はMOTIONBUILDER抜きには成し得なかった。「SDガンダムフォース」は国内でもテレビ東京系で1月7日よりオンエア開始。

 うっかりしてましたが、既に北米で放映されているのですね。しかし、北米で成功したというにも関わらず、悪い意味でアメリカ臭くないのが良いですね。ソニックX等で、意味もなくアメリカ臭いところで辟易することもありますが、そういう要素がないのが良いですね。

 それから、「既存の2D、3Dハイブリッドアニメ制作を凌ぐ高効率の制作体制」というのは事実なら凄いことですね。まあ、あれだけスカスカな画面なら不可能では無かろう、という気もしますが。その分、こういうソフトを使って動きで楽しませてくれる面がパワーアップしていることは歓迎すべきことだと思います。動いてこそのアニメーションであるならば、動きの価値を高めることは、画面密度を上げることよりも重要です。日本のアニメが動きの充実よりも画面密度を上げてきたのは、単純に動かすのに要する金が掛かりすぎることが根底にある原因だと思います。その点をクリアできるなら、動き重視への転換は当然の正道回帰というべきものでしょう。